「うぉりゃぁああああ!!」
俺は力の限りは知った。
俺ばっかり追いかけられてたら不公平じゃんか。
ってわけで他のやつに副部長を近づけたらターゲットが変わるかなーと思って比較的近くにいた丸井先輩と赤也のところへ行った。
「捕まえたぞ!」
「・・・ゲ。」
副部長が丸井さんにタッチし、鬼交代。
・・・それにしても、副部長が鬼気迫る声で『捕まえたぞ!』とか言うと殺人事件の犯人でも捕まえたように聞こえるよな・・・
まぁ、それでも副部長が『タ〜ッチ☆次の鬼は丸井だぞ〜!』とか言い出すよりは何倍もマシだけどな!
その後も、この意味不明な鬼ごっこは続き、そのうちみんながムキになりだして、
赤也は赤目に変身、
丸井さんはケーキを食べる、
柳生さんはレーザービーム、
ジャッカルさんはかめはめ派(の真似)
柳さんは禁断の目を開く、
副部長は泣く、
詐欺師は寝る、
部長はモンスターを召喚するなど、それぞれ好き勝手やっていたら
テニスコート周辺は戦争の跡地みたいになった。
さすが王者、立海大。
鬼ごっこ一つとってもレベルが違うんですね。
「うっわ〜・・・コレは、もうアレですよね。柳さんが目を開いたことによって起きた突然変異ですよね。」
「違うぞ、幸村のモンスターの仕業だよ。」
「掃除するしかありませんね。」
「掃除・・・よし、ここは一つジャッカル先輩に頼むしかないですね。」
「なんでだよ!」
「まぁ、みんなでやればすぐ綺麗になるよ。頑張ろう!」
「そう言う幸村は帰る準備バッチシじゃん、一人でもう制服に着替えてるし帰る気満々じゃん。」
「・・・まぁ、僕は病人だから。」
「さっき元気にモンスターと遊んでたじゃないですか。」
「終わった〜!」
「完璧だな!」
「せっかくだし帰りどっか寄ってこうぜ〜。」
「いいですね。」
「あ、じゃぁん家でいいんじゃないですか?」
良くないし!
なんでこいつらすぐ俺の家来たがるの?
「やだよ 普通に飯屋にでもよれば良いじゃないですか」
「え〜・・・じゃぁ肉!ジャッカルの奢りで!」
「え?!」
「「「「賛成〜!!」」」」
「・・・・・・」
「どんまい、ジャッカル先輩」
そしてゴチになります。
このあと焼き肉屋でも、
青春ってなんだっけ?
そう、真剣に考え直した中二の夏。