「さー部活どうすんの?」
「部活?」
昼休み、赤也が弁当に入っていたらしい、ワカメサラダを食うところを共食いだなぁと見つめていたらそんな話を振ってきた。
「えー別に考えてねぇけど・・・あれ、立海って部活強制なの?」
「あー一応な。めんどくさかったら文学部とか入って幽霊部員になるってのもアリだけど。」
「ふーん・・・んーどうしよっかな」
「なぁ、決めてないんならテニス部入れよ!俺もやってるしさ まぁレギュラとるのは厳しいと思うけど」
「はー?テニス?テニスはもう良いよ 俺前の学校でもテニス部だったんだぜ?」
「マジで?ふーん どこ?強いトコならわかるかも」
「あー、氷帝。」
「・・・・・・・はっ?」
「だから、氷帝。」
「・・・・・・マジで?」
「うん。・・・え、何?俺なんか変な事言った?」
やたらビックリしている赤也。
おい、どうでもいいけどその手に持っている箸から今にも落ちそうなワカメサラダを食うか一旦弁当箱に戻すかしろよ 落ちたらもったいないだろ。仲間を粗末にするなよ。
「え、つーか氷帝って・・アレだろ?跡部さんとか」
「おーよく知ってんな。つーかマジありえねーよあいつら。
監督はキモいし部長はうぜーしメガネは心を閉ざすし・・・」
なんだよ、心を閉ざすって。意味わかんねーようちの天才は心を閉ざすことができる・・・て、自慢になんねーよ単に根暗なだけじゃねぇか。
「つかマジ意外だわ お前あの氷帝軍団の一人だったんだ 氷帝コールとかやってたのかよ なんかウケる」
「ちっげぇよ 俺はマネージャー!」
あんな歩く近所迷惑たちと一緒にすんな!
「は?!マネージャーて・・・ なんで?テニスすれば良いじゃん」
「やだよ 俺は人間でいたいんだ!」
「なんの話?!」
「ロクな事ねーよホントに・・・ 200人の世話一人でやるとかどんだけだよ」
「そこまで言いながらなんでマネージャーやってたんだよ」
「マネっつっても厳しいからマネとして残ったの俺だけで辞めさしてもらえなかったんだよ!」
「へー ・・・あ、なぁ、俺良いこと考えた!」
「あー?」
この辺からイヤな予感がぷんぷんした。が、赤也の「聞いてくれ!俺の名案を!」と言わんばかりに輝いた目を見ているとシカトするわけにもいかない心やさしい俺はこいつの発言を許してしまったのだ
「立海でもマネやれよ!」
やっぱりね!
「いやいやいやいや、遠慮するわ。うん。全力で遠慮させていただく。」
「なんで?氷帝で一人でマネやれてたんならうちでも大丈夫だと思うぜ?部員そんな多くないし。」
「いや、そういう問題じゃなくて・・・」
「ま、見学だけでもしてけよ!今日の放課後にでも」
「え?いや・・・」
「んじゃ、そういうことで決定な!おーちょっと楽しみになってきた!お、もー授業始まるな。その前にちょっと便所行ってくるわ」
「あ、行ってらっしゃい。・・・じゃなくて!ちょ・・・おい、赤也!」
俺の話を聞こうともせずに上機嫌で教室を出ていく赤也を見ながら俺はため息をついた。
友達になる奴間違えたかな・・・ へへっ・・・
主人公は氷帝から転校してきました。
なんでマネやってたかっていうのはまた別のお話。に出てくるかどうかは定かでありません(え)