俺がおっさんに学校に連れてこられた時間はちょうど1限目が終わったあとの休み時間だったらしく、
俺は2限目からクラスに合流することになった。
ちなみに2限目は都合の良いことに俺のクラスは英語で、担任は英語担当だったので一人で教室に向かわなくちゃいけないという状況は避けることができた。
「緊張しないで良い」とニコニコ顔な担任と一緒に教室へ向かう。







「ここだよ、4組。覚えた?」

「あ、はい なんとなく。」



ガラッ



「えーと じゃぁお待ちかねの転校生が来たんで、紹介しまーす んじゃ、適当に挨拶して」

「あ、はい」

担任にそう促されて、一度、教室を見渡しながら挨拶の言葉を頭の中で整理させた。






「えーと・・遅れてすいません 東京から来たです。よろしくお願いします」

無難な挨拶をして、軽い拍手をもらった。



「はい ンじゃぁ、の席は、と・・・そこの窓際の一番後ろな。」

「はい」

担任が指をさした方向を確認して、席へ向かおうとした、その時





ガラッ





「遅れてすんませーん」


喋るワカメが入ってきた(すげぇ!)





「切原・・・また遅刻か・・・今日はどーした?」

「寝坊したんすよー」

「またか・・・いい加減遅刻多いから気をつけろよ」

「へーい ・・・あれ?誰?」

「転校生のだ あ、おまえの後ろの席になったからな 色々教えてやれ」

「ふーん・・・」

俺をじろじろ見るワカメ。
・・・挨拶しといたほうが良さげだよな




「あーえと、っす よろしく、わかめくん。



ボゴォッ!!



「いってー!!何だよ!」

「わかめとか言うなよ俺の素敵ヘアーを!切原だ!切原赤也!」

「は?あーそうかそうか。ごめんなー うん、
で、どこの海から来たんだ?

「うるせーよ!おま・・・次わかめっつったら殺すぞ!」


・・・・ちぇっ


「わかったわかったごめんな。えーと・・・なんだっけ、名前。」

「さっき言ったばっかなのに忘れるとかどんだけだよ!切原赤也!赤也で良いぜ」

「あ、そう?じゃぁ俺も下の名前で読んでくれて良いぜ。
キング・オブ・ラスト・サマーって言うんだ。

長ぇよ!







ギャーギャーやっていると・・・









ゴン!!!!




「「いってー!!!」」

「漫才やってねーでさっさと席につけ!!授業はじまんねーだろ!!」





・・・・そういえば授業中だった・・・
教室を見渡すとほかのクラスメイトが爆笑している
・・・初日からやらかしたな、俺・・・。





この出来事のおかげで俺はクラスメイトにすんなりなじんで、必然的に赤也と一緒にいることが多くなったわけだ・・・が、







それが魔界への入り口だったということに気付いたのはそれからもうちょっと先の事だった・・・。






オチをうまいことつける能力がほしい。